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テプラの流し込み機能を使ってQRコード・バーコードを一括作成する方法

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こんにちは。ごすけです。

今回はテプラで作るQRコード・バーコードの一括作成・印刷方法をご紹介します。

この方法はキングジムさんが出している無料ソフト「TEPRA Label Editor SPC10」を使用することで実現可能です。※以降「SPC10」と呼びます。

このソフトはWindows10以上のPCでのみ使用可能です。

Macの方はLabel 4を使用していただくことになりますがこちらは連続印刷が出来ないのでご注意ください。

またWindows7をご利用の方は「SPC10 Ver.2.01」を使う必要があります。

本記事ではこちらの詳細は載せておりませんのでご注意ください。

この記事は以下の方に向けて書きました

  • Windows10以上のPCを使用している
  • テプラを使って種類の異なるQRコードをまとめて印刷したい
  • テプラを使って種類の異なるバーコードをまとめて印刷したい

スマホから使えるおすすめのテプラも紹介しています。

詳しくはこちらの記事をどうぞ。

タップできる目次
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使用するテプラ本体がSPC10に対応しているか確認する

テプラでQRコードを作成するためにはテプラ本体が必要です。

ただしすべてのテプラ印刷機がSPC10に対応しているわけではありません。

公式HPに対応している機種が記載されているので、ご自身でお持ちのテプラが対応しているかご確認ください。

すでにテプラー本体をお持ちの方は側面か裏面に写真のような「USB Type A」の差込口があるか確認してみてください。

あれば本体購入時に付属していたケーブルでPCと接続することが出来ます。

SR970 USB Type Aの差込口
写真はSR970の接続の様子

誤って捨ててしまった方は再度購入が必要です。

使用するPCにUSB口があればこちらのケーブルが使用できます。

この記事では私が所持している「SR5900P」を使用します。

対象となる機種もAmazonのリンク付きでこちらに載せておきます。

対象機種

SR-R980 / SR970 / SR950 / SR750 / SR-R680 / SR550 / SR530 /
SR-R7900P / SR5900P / SR3900P / SR3700 / SR3500P / WR1000

※2023年1月28日時点

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ソフトウェアとプリンタードライバーをインストール

テプラ本体とPCの準備をした後に「ソフトウェア」と「プリンタードライバー」インストールが必要です。

公式ホームページから「TEPRA Label Editor SPC10」をダウンロードしてください。

ソフトは無料で使用することが可能です。

株式会社キングジム 公式Webサイト
「テプラ」PRO用 Windows向けラベルソフト「TEPRA Label Editor SPC10」 | ダウンロード | ファイルとテプ... 「テプラ」PRO用 Windows向けラベルソフト「TEPRA Label Editor SPC10」のページです。株式会社キングジムの公式ウェブサイトです。

インストールした後、Zipファイルにある「SetUp.exe」と書かれたアプリケーションを起動します。

アプリケーションとドライバーをインストール」を選択してダウンロードを進めてください。

なお、現時点でテプラ本体を有線LAN・無線LAN接続(ネット経由)で使用できるのは「SR-R7900P」と「SR5900P」のみとなります。

「SR5500P」はBluetooth接続が可能です。

他の機種はUSB接続(USB2.0/1.1 A-Bタイプ)でのみ接続可能です。

PCとワイヤレスで接続したい方はご注意ください。

QRコードの連続印刷方法

ソフトとドライバーのインストールが完了したらさっそくラベルレイアウトを作成していきます。

今回は作成例としてテプラカートリッジのサイズ「24㎜白」を使用します。

データ作成・印刷の手順

STEP
テプラ本体にカートリッジをセットする

テプラー本体にカートリッジをセットします。

今回は「24㎜幅の白(SS24K)」を使用して説明
ます。

STEP
ソフト「SPC10」を起動する
STEP
ラベルデータを新規作成する

右上にテプラ本体の絵とラベルの種類が記載されています。

矢印がグルグルになっているマークをクリックすれば現在セットされているラベルに切り替わります。

今回は新規でラベルを作成しますので、「横書き文字」をクリックしてください。

STEP
ラベルサイズを整える

右側にある「テープ幅」をクリック

定長」をクリックして、テープ幅の数字を入力します。

今回は80㎜で設定します。

STEP
「流し込み枠」をクリック

ラベルサイズを整えたら「流し込み枠」をクリックして、QRコードのデータ行を作成します。

左側の「流し込み枠」をクリック、

1A」をクリック、

OK」をクリックしてください。

点線の四角枠が出てくると思うので、白いラベル内に適当にいいのでクリックしてください。

後で調整します。

STEP
データを入力

A列とB列にデータを入力します。

今回はA列にURLB列に表示するタイトルを入力します。

STEP
QRコードの作成

いよいよQRコードの作成です。

A列先頭の右側の「A」と書かれた箇所をクリックします。

「列属性」と出てくるので、「バーコード」→「QRコード」を選択してください。

STEP
QRコードのサイズを整える

現在✕が入っている箇所をクリックすると「バーコードの種類」という設定画面が出てきます。

シンボルサイズがあるので適切なサイズを選択してください。

ここでは「小」を選択します。

QRコードが出てきました。

STEP
B列のタイトルを流し込む

最後の仕上げです。

B列に入力したタイトルを再び「流し込み枠」で挿入します。

画面左の「流し込み枠」をクリック

2 B」を選択して「OK」ボタンを押してください。

タイトルもクリックするとQRコードと同様、文字の大きさや入力枠を変更できます。

これでラベルのレイアウトは完成です!

STEP
印刷する

では作ったラベルを印刷していきましょう!

画面右側にある「印刷」ボタンをクリックします。

印刷の詳細画面が出てくるので「印刷」を押してください。

先ほど作ったデータが自動で入力されてテプラに印刷されたラベルが出てきます。

STEP
チェックを入れたデータだけを印刷する

出力したいラベルデータを選択して印刷することも可能です。

データ設定の左側に四角枠がありますので印刷したいデータをチェックしてください。

その後「印刷」ボタンを押します。

印刷の詳細画面が出てきたら「データ設定画面でチェックしたデータを印刷する」をクリック

「印刷」ボタンを押せば先ほどチェックしたデータのみが印刷されます。

印刷の様子はこちらの動画をどうぞ。

QRコード印刷の様子

バーコードの連続印刷方法

バーコードの印刷方法も「QRコードの連続印刷」と同様の流れで作成可能です。

ここではポイントのみ解説します。

例として管理IDが入力された設備データのバーコードを作成していきます。

A列にはバーコードB列には設備名称を入力していきます。

バーコードはいろんな種類があります。

私はよく「CODE128」(数字、アルファベット大文字/小文字、記号、制御コード対応)を使用しますので、

ここではCODE128を選択します。

QRコードと同様、バーコードもレイアウトを整えることが可能です。

表示されている画面のバーコード部分をクリックして整えましょう。

バーコードの外枠にマウスを移動させれば、直接編集することも可能です。

バーコードのテキストを非表示にしたい場合は「テキストを表示」のチェックを外してください。

最後にB列の名称を「流し込み枠」で入れて、レイアウトを整えてあげれば完成です。

印刷方法はQRコードで紹介した方法と同様です。

SPC10の便利機能

SPC10はワードやエクセルファイルのように保存したり、自分でオリジナルのラベルレイアウトを作ることが出来ます。

ここでは覚えておくと便利な操作方法をまとめました。

作ったラベルはデータとして保存可能

作ったラベルは保存することが可能です。

エクセルやワードファイルのように「Ctrl + S」を押す、

もしくは左上にある「ファイル」をクリックして「名前を付けて保存」をクリックします。

カスタマイズも可能

流し込み印刷に慣れてきたら、ご自身の環境に合わせてカスタマイズしていきましょう。

SPC10の左側にある編集ボタンを駆使すればオリジナルのラベルを作成できます。

私はよく「表組み」ボタンを使ってレイアウトを整えています。

URLのQRコードを設備に貼り付ければスマホから簡単にアクセスできます

ラベルデータはエクセルデータからまとめて読み込むことが可能

エクセルやCSVでデータがあればコピペで貼り付けることでデータ設定を行うことが可能です。

インポート」を使うことでまとめてデータを読み込むことも出来ます。

個人的にはこのインポート機能はあまり使用しません

エクセルからデータを引っ張ってくる場合、コピペします。

大量にデータがない場合はデータ設定に貼り付けたほうが早いです。

QRコード作成におすすめのテプラ

テプラには9mm~50mmと様々なテープ幅が販売されています。

ここではQRコードを作成するのにおすすめのテプラを紹介します。

おすすめは18mm

テプラでQRコードを作成するためにはある程度の幅が必要です。

QRコードはURLの文字数でサイズも変化します。

QRコードのもっとも小さいサイズ「極小」を選択しても、9㎜幅で印刷レイアウトに埋め込もうとすればはみ出します。

9mm幅のテプラーにQRは厳しい

QRコードの印刷には最低でも12mm、余裕を持つなら18mm必要だと思います。

事前にソフトで確認し、目的のテプラ幅を決めてからカートリッジを購入してください。

スチール棚にはマグネットテプラがおすすめ!

スチール棚にQRコードを印刷したテプラを貼り付ける場合は「マグネットテープ」がおすすめです。

通常のテプラの場合、剥がして貼り直すとめくれ跡が残ってしまいます。

でもマグネットであれば何度でもつけ直すことが可能です。

商品や在庫を管理している棚であれば保管場所も移動する可能性が高いため、印刷して貼り直すよりもマグネットで再利用したほうが便利です。

ただしマグネットタイプのテプラは容量がとても少ないです。

しっかり印刷物を確認してから使用しましょう。

まとめ

今回は無料ソフト「SPC10」を使ってバーコード・QRコードをテプラに一括作成・印刷する方法をまとめてみました。

私の会社では設備ごとにテプラで作成した「QRコード」を作成して、

設備の使用手順書や動画を読み込めるようにしたり、

Googleフォームで作成した設備メンテナンスチェック表スマホからすぐアクセスできるようにしています。

非常に便利ですし現場からの評価も高いので、ぜひテプラを活用していただければと思います。

以上ごすけでした。

この記事で紹介した商品はこちら

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ごすけ|生産技術者

1989年生まれの30代。妻と娘の3人家族。
大手メーカーからスタートアップ企業に転職。工程設計の仕事の傍ら、Google Workspaceを使って社内DXを推進中。
Google Workspaceの使い方・DX活用事例をブログで発信しています。

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