私はテプラが大好きです。
テプラ歴=社会人歴といっても過言ではありません。
前の会社では「SR750」という文字入力タイプのライターを使用して、5Sや配線整備などで使い倒していました。
家でもテプラを使って識別表示したいと思ったのですが、文字つきのゴツゴツした機種は置きたくない。
そんなことから「SR5900P」を2018年に購入し、現在も現役で活躍していただいております。
この記事ではSR5900Pの魅力や、どんな人におすすめできるかをご紹介します。
よろしければ最後まで御覧ください。
- テプラPRO SR5900Pの概要
- テプラPRO SR5900が向いている人・向いていない人
- テプラPRO SR5900の使い方・接続方法

購入した理由
テプラPRO SR5900Pを購入した理由は以下のとおりです。
- ワイヤレスでスマホ・PCから使いたい
- 色は黒が良かった
スマホ・PCからワイヤレスで使いたい
ケーブルが嫌いな私にとって「ワイヤレス」で印刷できるものを探していました。
前の工場ではキーボード付きのテプラ「SR750」を使っていました。
仕事用ならとても使いやすい。その場で入力すればすぐにラベルを印刷出来るので、作業現場に持ち運んで使っていました。
でもあんなゴツいのを家で使いたくはない!!
スマホやPCでスマートに印刷出来る機種としてSR5900Pをチョイスしました。
色は黒がいい!
家はガジェット・家電を『黒』で揃えています。
テプラは機種の種類は豊富ですが、カラーバリエーションはほぼありません。
「SR5900P」も黒1色のみの展開です。
人によってはゴツいと思うかもしれませんが、私は黒でよかったと思っています。

製品仕様・外観
SR5900Pのスペック
SR5900Pのスペックは以下のとおりです。
私が気になるところだけ記載します。
項目 | スペック |
---|---|
サイズ | 12.3×15.3×13.9 cm |
重さ | 1000 g |
対応機種 | PC・スマホ |
外部接続 | USB・有線・WiFi |
解像度(dpi・dot) | 360・384 |
テープ幅(mm) | 36 |
電源 | ACアダプターのみ |
価格 ※1 | 21,700 円 |
※1 価格は2023年6月1日時点のAmazonを参照
私の正直な感想を言うとオーバースペックです。
今で使うのであれば「SR-MK1」の方が良いと思います。
こんな人には向いてない
以下2つに該当するのであればSR5900Pはおすすめしません。
- テプラを持ち運んで使いたい
- 本体を安く購入したい
順番に解説していきます。
向いていない人①|テプラを持ち運んで使いたい
SR5900Pはコンセントがないと使えません。
他のテプラは電池を搭載しているため、貼り付けたい物の近くで印刷できます。
据え置きとして使うことを想定しているので、設置場所を確保する必要があります。

向いていない人②|安くテプラ本体を購入したい
SR5900Pは金額も安くありません。
2023年6月時点、Amazonで2万円弱ほどで販売されています。
家庭用を想定したテプラを使うのであれば、1万円ちょっとで購入できるSR-MK1の方をおすすめします。

職場で使用するならオススメ!
とってもハイスペックなSR5900Pですが、職場での利用を考えているのであればおすすめの1台です。
選ぶメリットとしては以下の4つです。
- 文字がきれい
- 印刷スピードが早い
- ハーフカットが地味に便利
- 2台以上のスマホ・PCから接続できる
お値段なりの機能はついていますので、順番に解説していきます。
印刷文字がきれい
SR-5900Pは印刷解像度が360dpiあるので、文字がとても綺麗に印刷できます。
180dpiの印刷解像度のものと比較してもにじみがなく、とても滑らかな印象です。

印刷スピードが早い
SR-5900Pの印刷スピードは他の機種と比べて1.7倍早いのが特徴です。
実際に印刷してみた動画を撮影しました。
SR-MK1と比較してスピードがまったく違うのが分かります
ハーフカットが地味に便利
テープが剥がしやすいです。
1つにまとまって出力されるので、テープ1枚紛失した!!なんてリスクがなくなります。
大量に使う場合は重宝します。

複数端末から同時接続ができる
他のテプラ印刷機のほとんどは1対1での通信しか出来ないため、本体とスマホの接続先を切り替える必要があります。
これが職場だとすごく不便。いちいち同時接続を切り替えている間に日が暮れてしまいます。
それに対してSR5900Pはスマホ2台以上を同時に接続してくれます。

個人的にとても嬉しいのが、PCも接続可能という点です。
常に使っているノートパソコンから気軽に印刷できるのは私の最も押しポイントです。

トリマー機能はあったら便利程度
角を丸くしてくれるトリマー機能はテプラが剥がれにくいので最初は使っていました。
でもいちいち角を丸くするのが面倒になってきて、今では使っていません。笑


WiFiの接続方法
WiFiの接続は、公式サイトの『mac OS セットアップガイド』を参考にしました。
『SR5900P付属の取扱説明書』を見るよりもわかりやすいです。
WPS機能を使えば、スマホやPCがなくても接続出来ます。
私が家で使っているNEC 「AX3600」もWPS機能に対応していたので接続できました。

会社のネットはWPS機能がなかったため、手動で登録しました。
Windows PCだとネット設定ツールを使います。
設定方法はKING JIM公式YouTubeを参考にしました。
Windows PC とWPSなしの場合、すんごい設定が面倒です(苦笑)
でも一度WiFiに繋げば、あとは印刷を押すだけです。修行と思って根気強くがんばってください!!
各種接続方法は公式サイトの「よくある質問」を参考に↓
SR5900Pの使い方
SR5900Pの使い方は以下の2つの方法があります。
- スマホ・タブレット・Macの場合:アプリ「TEPLA LINK2」を利用
- Windows PCの場合:ラベルソフト「SPC10」を利用
スマホ・タブレット・Macの方は『TEPLA LINK2』
KING JIMからは『TEPLA LINK2』と『Hello』の2つのアプリがあります。
SR5900Pは『TEPLA LINK2』からのみ使用可のです。
こちらは大量印刷には対応していない。
連番出来るみたいですが、私が試したところ出来ない…。使い方ダメなのかな?
1枚ずつ印刷するのが良さそうです。
PCで使う場合はドライバーが必要
パソコンで使用する場合は『ドライバー』のインストールが必要です。
こちらのページでダウンロードを忘れないようにお願い致します。
Windows PCを使う方は『SPC10』
Windows PCをお持ちの方は専用ソフト「SPC10」を使うことで、より便利でスピーディーなラベル作成が可能です。
このSPC10、私がもっともテプラの中で愛してやまないポイントと言っても過言ではありません。
ラベルをまとめて使うために必須のアプリです。
詳しい使い方はこちらの記事で説明しています。

私の活用方法
最後にSR5900Pの特徴である印刷スピードを活かした私の活用方法を3つご紹介します。
住所を印刷する
仕事のやり取りのほとんどはメール・チャットなどですが、誓約書などは郵送で送る必要があります。
相手の住所をコピペで入力してテプラ印刷、そのまま貼り付けて終わり。
手書きよりも楽なので重宝しています。
宛名シールと違って、必要な分だけ印刷されるのも個人的にGoodポイントです。

QRコードの大量印刷
会社でいちばん使っているのはこれです!
QRコードをたくさん作って在庫管理に役立てています。
「SPC 10」というWindows PC専用ソフトを使えば、流し込み機能を使って名前やQRコードを同じレイアウトでたくさん作ることが出来ます。
ただ「TEPLA LINK2」にはこの流し込み機能がありません。
Macを使っている方はこの恩恵を味わえないので注意してください。

サンプルの識別表示
私が努めている会社は製造業なので、品質向上や生産効率UPのためのサンプル流動も行います。
製造ではLot管理をしているのですが、様々な実験条件を設定しているサンプルは個体番号が必要に。
しかもうちが扱っている商品、加温とか冷凍するからむっちゃ濡れるんです。
でもテプラは感熱印刷で水にも強いため、印刷文字が消えません。
こちらも『SPC10』を使って印刷しています。

まとめ
『KING JIM テプラPro SR5900P』について解説しました。
スペック盛り盛りで家庭用とは言えませんが、職場への導入であればとても便利な印刷機です。
ネット経由で接続すれば、複数のメンバーとテプラ本体を同時接続して使えるのは非常に効率的だと思います。
Windows PC限定ですが、無料ソフトのSPC10はとても便利です。
SR5900Pを使って、ぜひ現場の5S活動や在庫管理に役立ててください。
以上、ごすけでした。
今回ご紹介した商品
