ハンディターミナルを活用してバーコードをGoogleフォームに簡単に入力する方法をご紹介します。
私の会社ではユニテック・ジャパンのハンディターミナル「EA520」と「Googleフォーム」を使って在庫管理や設備の稼働状況確認に活用しています。
さまざまなメリットや設定方法、活用例について詳しく解説しますので、最後までご覧ください。
さっそく参りましょう!!
スキャナーの設定方法をすぐに知りたい方はこちら↓をタップしてください。
ハンディターミナルのメリット
スキャナー機能を使ってバーコードを読み取れる
Googleフォームにはカメラを起動してバーコードの文字だけを入力することが出来ません。
カメラの文字認識を使うためには、別アプリを経由して文字を読み込み、コピペする動作が必要です。
Android搭載のハンディターミナルであれば、バーコードの文字をスキャナーを使って直接入力できるので、より効率的に作業可能です。

Androidアプリを使える
Googleフォームだけでなく、Googleストアで提供されているアプリを使うことも可能です。
例えば、在庫管理の入出力に便利な「ZAICO」というアプリを活用すれば、ハンディターミナル1台で在庫管理を完結させることも可能です。
ハンディターミナルのデメリット
値段が高い
ミドルタイプのスマホと比較すると値段が高いです。
中古のiPhone8とBluetoothバーコードリーダーの組み合わせなら、2〜3万円程度で揃えることも可能。
ただし最近はハイモデルのスマホが10万円近くで販売されていることを考えると、手が届かない金額ではないと思います。
少し重い
ハンディターミナルは物流倉庫・製造業での操作を想定して作られているため、通常のスマホより分厚く頑丈に作られています。
EA530の場合、重さが242gあります。ちなみにiPhone 14 Plusの重量が203gです。
片手で使用できない重さではありませんが、女性の方が長時間使うと疲れるかもしれません。

スマホ+Bluetoothスキャナーよりもおすすめできる理由
少し高いと感じるハンディターミナルですが、それでもおすすめできる理由が以下の3つです。
- バーコードスキャナーの接続が切れない
- 充電ポートが1つでいい
- 耐久性が高い
バーコードと一体型でスキャナー接続不良がない
ハンディターミナルはスキャナー機能を搭載した一体型のデバイスなので、接続の問題に悩むことはありません。
スマホ+スキャナーの場合、大抵の接続方法は「Bluetooth」です。
そしてBluetoothは稀に接続が切れます!!
機械が苦手な人が多い職場では、Bluetooth?なんぞや状態です。
切れるたびに「どうすればいい?」と呼び出されます。(←私のことです)
でも一体型になって、呼び出される回数が圧倒的に減りました。
管理工数もストレスも軽減したので、導入してよかったと満足しています。(笑)
充電ポートが一つで済む
外付けのスキャナーは別途充電が必要なものが多くありますが、ハンディターミナルは一つの充電ポートで済むため煩わしさがありません。
専用の充電ドックを利用できる商品も多数あります。
EA520も専用ドッグがありますので、置くだけで充電が可能です。
定位置管理としてもいいと思います。
耐久性が高い
ユニテックのハンディターミナルは物流倉庫向けに作られており、耐久性が高いです。
IP67の防塵・防水・耐落下性能が備わっているため、厳しい環境でも安心して使用できます。

取り扱っているユニテック・ジャパンとは?
ユニテック・ジャパンは、ハンディターミナルやバーコードスキャナーなどの自動認識機器を提供している会社です。
元々は台湾メーカーの会社で2001年に日本に設立されました。
日本語のサポートも充実しており、安心して製品を利用できます。
私もわからない点があった際にお問い合せをしてみましたが、次の日にメールで丁寧な説明対応をして頂けました。

ハンディターミナルのスキャナー設定方法
ユニテックのハンディターミナルを使用してGoogleフォームにバーコードを入力するためには、追加の設定が必要です。
ハンディターミナルのスキャナーはバーコード入力後、ターミネーターが起動して自動で「TAB」→「Enter」が押されます。
これによってアプリやアクション起動をスキャンと同時に行えるのですが、Googleフォームにこの仕組みを使ってしまうとスキャンと同時にデータが送信されてしまうのです。
送信する前に内容確認をして欲しいので、以下の手順でスキャン後の動作を「TAB」のみに変更していきます。









以上で設定は完了です。
この設定は「Chromブラウザ」を使うときのみに適用される追加設定です。
標準で搭載されている設定を変更してしまうと、すべてのアプリに影響が出てしまうので注意してください。
Googleフォームの動作確認
設定が完了したら、実際にGoogleフォームでバーコードを入力してみましょう。



これでGoogleフォームを使って入力作業が出来ると思います。
ご紹介した設定は「Chromブラウザ」を使うときだけに適用されます。
Chromeブラウザを使った他のサービスでスキャナーを使う場合に影響が出る可能性がありますので注意してください。
Googleフォームを使った活用例
私が努めている会社ではGoogleフォームを使用して在庫管理を行っています。
具体的な活用例については、別の記事で詳しく解説しています。
ぜひ参考にしてください。

まとめ
「ユニテック・ジャパンのハンディターミナルを使って、バーコードをGoogleフォームに簡単に入力する方法」を紹介しました。
ハンディターミナルのメリットとして、スキャナーを使って効率的に入力できる点や、耐久性が高い点が挙げられます。
また、デメリットとして価格が高いことも触れましたが、Bluetooth接続のストレスやバッテリーの交換不要などの利点もあります。
Googleフォームでできることの幅や入力効率アップにもつながるので、ぜひハンディターミナルを使ってみてください!
以上、ごすけでした。
今回ご紹介したモバイルターミナルはこちら



