こんにちは。ごすけです。
今回は「小規模経営の製造現場・倉庫で購入してよかった物」をご紹介します。
私が務めている会社は昨年新工場に移転し、私はそのプロジェクトマネージャーを務めました。
その一環として製造エリアと入出荷エリアの棚や備品関連をほぼ一人で手配しました。
他の方に任せてもよかったのですが、社内に5Sや整理整頓が得意な人間がおらず…。
放っておいたらせっかくリノベした新工場が無法地帯になるのが目に見えていました。
汚い職場で働くことが死ぬほど許せなかった私は自分で率先して備品を選びました。
販売サイトや備品カタログを読み尽くしました。
製造業や小売業をされている方は数多くの商品を取り扱っていると思います。
「倉庫の商品や原料・備品の整理をしたいけど何を買って良いのか分からない」
「うちのバックヤードが汚くて発狂しそう…」
そんなことを思っている同胞の方のお役に立つことができれば嬉しいです。
Amazonの欲しいものリストにも商品をまとめています。よろしければみてください!
▼この記事はこのような方に向けて書きました▼
倉庫やバックヤードを整理したいけど何を買って良いのか分からない
商品・備品を管理している場所が汚くて発狂しそう
備品・在庫品は動かすことを想定して整理する!!
オススメの整理整頓備品を紹介する前に大切なことをお伝えします。
それは『備品や在庫は流動的に動かすことを前提として整理する!』です。
私が紹介する商品は「動かすこと」を前提として、以下のルールを自分に課しています。
【マイルール4か条】
- マグネットを活用して移動することを前提で考える
- 仕切りや棚板を増やしてストック品を見える化する
- 入れ物や引出しを使う際は中身が見えるもの(透明・半透明)を選択する
- 年末に実施する大掃除の日に断捨離を行う
昨今のニーズは常に変化しています。多種多様の時代です。
それに合わせていると新商品のサイクルや時期ごとに売る商品を変える必要がありますよね。
売り場は季節や時期で陳列する商品を変えているのに、それをストックする場所はそのままにしていませんか?
使用頻度が多くないものを出入り口の近くにいつまでも保管していませんか?
その在庫、奥の方に追いやって手前によく使うものを置いたほうがいいですよね?
そもそもいります?(怒)捨てましょう!!
そんなことを日々考えて発狂しそうな私みたいになるとストレス抱えるのでおすすめしませんが、
参考になるところはあるはずです。
自分の出来る範囲でいいので、ぜひ真似してみてください。
棚類
まずは陳列の基礎となる「棚」からご紹介します。
棚も各種メーカーが様々な商品をリリースしています。
私なりに考えた結果、以下の項目にそって選定させていただきました。
【棚の選定基準】
- コスパが良い
- 幅・奥行・高さのサイズが豊富
- オプションが豊富
- 耐久性が良い
- 掃除が楽
それではさっそく参りましょう!!
ルミナス アルミラック
- コスパ抜群!
- オプションが豊富(公式サイト)
- サイズも豊富(公式サイト)
みんな大好きアルミラック。棚の中では圧倒的にコスパがいい商品だと思います。
棚幅も600・900・1200・1500・1800から選択することが出来ます。
棚だけを追加で購入することも可能です。
私は安全面の観点から、上2段にアルミラックを追加して上段に重量物が置かれないようにしました。
商品によっては耐水性もあります。
うちの工場は洗い物が多く出るので、水に強く錆びにくいクリアコーディングされたものを導入し、
珪藻土マットを底面に敷いて水切棚としても使用しています。
棚以外の付属品も非常に充実しています。
公式サイトにはAmazon以上に多くの種類のラックや付属パーツを取り扱っていますので
気になる方は一度覗いてみてください。
使用しているアルミラックの詳細
項目 | 内容 |
---|---|
使用している場所 | 製造エリア |
使用用途 | 製造現場の治具・備品の保管 水切棚 |
幅 | 120cm |
高さ | 150cm |
奥行き | 46cm |
ポール経 | 25mm |
耐荷重(1段あたり) | 80kg |
材質 | スチール |
色 | シルバー |
棚板数 | 5 |
モノタロウ 軽中量ラック
次は中軽量ラックです。こちらはモノタロウで購入しました!
入出荷エリアで使用しています。
梱包された状態の完成品が多いので、アルミラックのように網目がない棚を選定、
かつ耐荷重のある商品もストックしています。
中軽量タイプでボトルレスなので、ネジが紛失した!といった心配事が発生しません。
ただ棚板を移動させるときはプラスチックハンマーがあった方がいいです。
アルミラック同様、モノタロウのラックはサイズが豊富で追加オプションも揃っています。
少し重たいものを置くので、オプションで落下防止バーとアンカー設置を実施しました。
高さは天井スペースを可能な限り使いたかったので210cmにしました。
高さ240cmもあるのですが、女性スタッフの手が届かないのでボツ。
210cmであれば手を伸ばせば届きます。
上段は安全面の観点から重量物積載禁止です。同じように棚板を追加してわざと大きいものが入らないようにしました。
ただ上の段はものが見えづらかったので、結局折りたたみの踏みを追加で購入しました。
折りた台を使用したくないのであれば高さ180cmにするのがいいでしょう。
使用している軽中量ラック詳細
項目 | 内容 |
---|---|
使用している場所 | 倉庫(入出荷エリア) |
使用用途 | 完成品の陳列・保管 原料・包装材の保管 |
幅(cm) | 151cm |
高さ(cm) | 210cm |
奥行き(cm) | 46cm |
耐荷重(1段あたり) | 200kg |
材質 | スチール |
色 | ホワイトグレー |
棚板数 | 7 ※オプションで追加済 |
もしアンカー固定が必要ないのであれば以下の棚もオススメです。
調べた中でもコスパは非常に高く、棚板のみの購入もできます。
陳列用備品
棚を準備したところで次はどうするか?
まず私は在庫や備品・消耗品をコンビニやスーパーのように陳列して在庫の見える化を図りました。
そこで使用したのがKAWAJUNさんの商品です。
仕切り板 L型スタンド(アンコ) マグネットポップ
KAWAJUNさんの仕切り板とL型アンコとマグネットポップは完成品の陳列・使用頻度が非常に高い消耗品に使用しています。
使用頻度が高い=週に3回取り出すものが対象です。
私はスーパーやコンビニを見るといつも感動します。
商品の陳列が非常にわかりやすいし、最上段には常に新商品が並んでいます。
倉庫もこの美しい陳列状態が理想だと私は思うのです。
商品・消耗品のストック整理は可能な限り入れ物を使わずに、仕切りとアンコを使用するようにしています。
こうすることで視覚でも確認できるようになるので、保管する際の陳列が非常に楽・かつ美しい。
でも中には自立してくれない商品もありますが、コンビニは取り出すい手前側にキレイに並んでいますよね?
商品がすぐ見つけられるし、棚卸しの時間が爆速で上がりました。
かなり効果があったと実感しています。
容器に入れるよりもオススメなのでぜひ真似していただきたいです。
容器
可能な限り陳列を!と言いましたが、さすがに全商品を仕切りで陳列させるのは無理です…。
大量に注文が来たり、消費の激しいものはいちいち並べるほうが手間。
そういった物に対しては折りたためる容器を使用しています。
トラスコ中山 折りたたみコンテナ
- 半透明で中身が見える
- 折り畳めるので使用しない時は省スペースで保管可能
- 折りたたみ容器の中では非常に耐久性が高い
トラスコの折りたたみコンテナは製造で作ったものをロット別で保管するために使用しています。
サイズは70L・50L・20Lとありますが、奥行き46cmの棚を使用しているのであれば20Lがオススメです。
サイズが間口36.6cm 奥行き26.2cmなので、120cmの棚1段に4つ設置することで出来ます。
カラーバリエーションが豊富が豊富ですが、すべて半透明なので中身が見えます。
中身が見えない容器もありますが、透明を選ぶほうが良いです。
透明な容器でないと…
- 棚から収納ケースを取り出す
- 中身をごちゃごちゃしながら確認する
という2アクションが発生するので、ものを探している間に日が暮れてしまうといった無駄な時間を生み出しません。
蓋は別売・もしくは一体型が販売されていますが、絶対に「蓋無し」を選んでください!
容器に蓋があると…
- 棚から容器を出す
- 蓋を開ける
- ものをしまう
- 蓋を閉じる
- 棚に戻す
という5アクションが発生します。物をしまっている間に次の日の朝になってしまいます。
出しっぱなしが多発してカオスフィールドの誕生です。
そんな事態、もはや発狂もの…。
収納ケースへ保管するハードルを極限まで低くすることが大切です。
不要時には折りたたんで重ねることも可能です。使わないときに省スペース化できるのはありがたい。
他の容器と比べて耐久性が高いので、折りたたむ・組み立てるの動作を何度行っても壊れにくいです。
前職で網目のかごを購入しましたが、組立後に引っ掛ける箇所がすぐに破損してしまいました。
入れ替えの激しい物を保管するのにはとてもオススメだと思います。
使用している折りたたみコンテナ詳細
項目 | 内容 |
---|---|
使用場所 | 製造現場と倉庫(入出荷エリア) |
使用用途 | 製造現場で完成した製品の一時保管 完成したら倉庫の所定の棚へ移動 使い終わったら折りたたんで製造現場で保管 |
容量 | 20L |
サイズ(間口×奥行×高さ) | 36.6cm×26.2cm×27.2cm |
耐荷重(1段あたり) | 1.1kg |
材質 | ポリプロピレン |
色 | 透明 |
XUNTAO 収納ケースと平台車
こちらの容器は蓋が付いていますが、全方向から中身を取り出すことがが可能です。
棚にしまったままでも中身を取り出せるケースです。
トラスコ中山の折りたたみコンテナよりは手間ですが、使用しないときは折りたたむことも可能なので積み重ねOKです!
使用しているXUNTAO収納ケースの詳細
項目 | 内容 |
---|---|
使用場所 | 製造現場 |
用途 | 治具・型保管 ※平台車に3段重ねて使用 |
容量 | 28.2L |
サイズ(間口×奥行×高さ) | 40.5cm×29cm×24cm |
色 | ホワイト |
平台車
アイリスプラザの平台車はXUNTAOの収納ケースと合わせて使用しています。
平台車に収納ケースを3段重ねて移動出来るようにしました。
製造で使用する型・治具を収納しています。
製造で使用する型や治具は時期や売れ行きがまちまちなので入れ替わりが非常に激しいです。
特に私のいる会社はベンチャーなので、いろんな商品を試行錯誤しながら製造・販売しています。
たくさん注文が入ってきてどかっと作る必要があると思いきや、3ヶ月使用しないなんてことも…。
かと言って治具はすぐ捨てられるものではありません。
製造に合わせて少し離れた場所から平台車で製造現場に持ち込めるようにしました。
生産時期に合わせて使用用途の高い物を製造エリアに置くようにしています。
ダンボールに梱包された出荷物の一時置き場としても最適です。
使わない場合は積み重ねて保管することも出来るので、平台車を保管する場所を定位置化することが出来ます。
使用している平台車の詳細
項目 | 内容 |
---|---|
使用場所 | 生産エリア 倉庫(入出荷エリア) |
用途 | 治具保管(収納容器を重ねて移動可能) 出荷準備品のダンボール一時置き場 重い商品の移動 |
サイズ(幅×奥行×高さ) | 42.5cm×29cm×10cm |
色 | ブラック |
無印良品 ポリプロピレンケース
ショップの陳列が理想だ!と語りましたが、こまごました物はやはり引き出しが便利です。
無印のポリプロピレンケースは種類が豊富・かつ積み重ねて使用することができます。
奥行が37cmあるので、45cm奥行のアルミラックに無駄なく置くことが可能です。
仕切りが付いている引き出しもあるので、備品ごとに違うものを整理するのにも良いと思います!
掲示・表示関連
最後は表示関連の物品を紹介します。
カードケースと両面テープ
このカードケースは先程紹介した折りたたみコンテナに貼り付けて使用します。
この中に「管理票」を入れて、中身が何が入っているのか表示しています。
入れ替わる商品のラベリングですね。
ニトムズの両面テープは透明なので、カードケースから見ても目立ちません。
管理票が入っていないときの見栄えが非常にキレイです!!
テプラーとマグネットラベル
表示、整理用
私はテプラーが大好きです!愛しています!
SPC10というキングジムが公式で出している無料ソフトを使えば大量印刷も可能です!
QRコードなんて印刷して管理できるようになればスマートだなと思いませんか?
テプラーの話で若干趣旨がずれましたが…(笑)
私はテプラーを棚に直接貼り付けないようにしています。
簡単に物品を移動出来ないからです。
物品を移動したらテプラーを剥がしてまた印刷する必要があります。
なのでマグネットラベルにテプラーを貼り付けて使用しています。
これで物品と表示の移動がしやすくなり、整理のハードルがぐっと下がるので非常にオススメです。
テプラー 文字打ちタイプ
私はPC操作になれていますが、スタッフの方はPCやタブレットに不慣れな方が多いです。
なので手打ちで文字出力できるタイプのテプラーも購入しました。
直感的に文字が打ち込めるタイプはPC操作が苦手な年配の方には大好評です。
こいつのおかげでテプラを使った識別表示をよくやってくれるようになりました。
「文字サイズ」というボタン1つで、全体の文字の変更はもちろん、大・小の文字を組み合わせて出来るという便利機能も魅力的です!!
改行した文字が小さくなるレイアウトはとても良く使ってくれます。
直感的に操作出来るものを導入してあげることも5Sの第一歩だなと痛感しました。
まとめ
以上、私が工場移設時に「製造現場・倉庫の整理で買ってよかったもの」をご紹介しました。
片付けって本当に難しいと思います。
需要があれば物をたくさん作る必要があるし、新商品が投入されれば治具やら備品やらが増える…。
ほったらかしているとモノで溢れかえってしまいます。
20代の頃の私は「何で片付けないんだ!」と周囲にキレていました。
でも30代はちょっと思考を変えて、自分から率先して片付けを進めました。
ルールもしっかり作って、何度も落とむためにスタッフのみなさんと会話を重ねました。
ルールは1度で覚えられません。人間だから当然です。
人間の脳は1日経つと記憶の50%がなくなると言われているんですから。
そのたびに根気よく「これはこういう理由でルールを作ったからこうしてほしい」と伝えてきました。
今もルールやラベル表示は定期的に見直したり、現場の意見を聞きながら試行錯誤しています。
その成果もあって職場環境は良くなったと思います。
そして頑張って整理した場所は「すごく使いやすくなった」と褒めていただきました。
会社全体を通しても、最近みんなで5Sをやっていこうとリーダーが月1回の改善提案報告会を設定してくれました。
みんな真面目で一生懸命取り組んでいただいています。
少しは自分がやってきたことが役に立っているかなと実感しています。
これからも率先して5Sやっていこうと思っています。
他動的ではなく主体的に、これからもきれいでテンションが上がる職場環境を作っていきます。
以上ごすけでした。
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