Google Workspaceの有料プランを購入するには公式サイトと販売代理店から購入する2つのパターンがあります。
この2つにはどんな違いあるのかをまとめてみました。
なお今回の比較一覧は完全に私個人の見解ですので、必ずしもすべてが該当するわけではありません。
契約する前にご自身の環境に合ったプランをしっかり考えることをおすすめします。
比較表
公式で契約する場合と代理店経由で契約する場合を比較した表です。
項目 | 公式 | 代理店 |
---|---|---|
価格 | 最初の1年間はクーポンで10%オフ | 通年割引あり |
支払い方法 | クレジットのみ | 支払い対応に柔軟(銀行振り込み対応) |
初期設定・サポート | Googleの24時間体制サポート | 代理店独自のサポート体制あり | Googleのサポート +
契約単位 | 月契約・年契約で選べる | 基本1年単位 |
契約人数 | 1人から可 | 複数人以上が基本 |
アカウント追加 | 柔軟に追加可能、申請してすぐ使える | 代理店に連絡必要、対応が遅れる可能性あり |
営業 | なし | サーバーやサイト制作も行うため営業受けることもあり |
情報管理 | Googleが管理、個人情報は運営と連絡のためだけに使用と明記 | 代理店が管理、情報管理方法は不透明、情報漏えいのリスクもあり |
サポートレベル | 基本的に一定 | 代理店によって異なる |
おすすめのユーザー | 個人、使用運転 管理会社を増やしたくない人 | 複数人で運用する人 |
代理店を通して契約するメリット
通年で割引がある
公式の場合、割引クーポンを利用することで最初の1年間は10%割引されます。
それに対して代理店の場合、通年で割引が適用されることがあります。
これは直接Googleと直接契約を結んでいる代理店だからこそ出来る手法です。
長期間にわたって利用する予定の方には大変お得だと言えます。
支払い対応に柔軟
Google Workspaceの公式は、支払い方法としてクレジットカードのみを受け付けています。
しかし、代理店を通じて契約すれば、銀行振り込みも対応してくれる会社が多いです。
口座振替を利用したい方には、代理店を通じた契約が便利でしょう。
初期設定をやってくれる
Google Workspaceの初期設定はネット関連が得意な人であれば1時間程度でアカウント作成まで可能です。
ただし、ネットの扱いに慣れていないようであれば時間がかかります。特にドメイン設定とメールアカウント設定は山場です。
代理店を通じて契約すれば、面倒な設定を代行してくれます。
初めての利用で戸惑うことなく、スムーズに始めることが可能です。
独自のサポート対応を構築している
公式にもサポートはありますが、代理店では独自のサポート対応を構築しています。
また、代理店独自で作ったGoogle Workspaceの活用資料なども手に入れることが出来る場合もあります。
代理店を通して契約するデメリット
代理店を通して契約する場合のデメリットをご説明します。
複数人以上で契約が基本
Google Workspaceの契約を代理店を通して行う場合、多くの代理店では一定のアカウント数以上での契約が基本となっています。
例えば、最低でも5人以上や10人以上など、一定のユーザー数で契約を始めることが求められることがあります。
個人事業主や小規模のスタートアップ企業など、ユーザー数が少ないケースでは代理店を通じた契約が難しい場合があります。
Google Workspace公式契約では1人からでも契約が可能です。
企業の規模やユーザー数に関係なく、必要なときに必要なだけのアカウントを用意することができます。
契約単位は1年から
Google Workspaceの代理店契約では1年単位が主で、契約の途中で内容の変更が難しい可能性があります。
公式契約では月契約も可能で、ビジネスの変動に合わせて契約内容を調整可能です。
ビジネス拡大でアカウント追加が必要になった場合や、ビジネス縮小でアカウント削減が必要な場合でも、対応できます。
アカウントの追加が柔軟でない
Google Workspaceの代理店を通じた契約では、アカウントの追加には代理店への連絡とその対応が必要となります。
例えばすぐにアカウントを作りたいときに代理店が休業日であると、対応が得られない時間が生じる可能性があります。
Google Workspaceの公式契約では、新規アカウントの追加が管理画面から行え、申請してすぐに利用することができます。
営業を受けることがある
代理店を通じてGoogle Workspaceを利用する場合、その代理店が他のサービスも取り扱っていることが多いです。
一番多かったのはサーバー関連のサービスやウェブサイト制作などでした。
Google Workspaceの契約をきっかけに、それらの追加サービスの営業を受けることがあります。
このサービスを必要としている企業にとっては一石二鳥の場合もあります。
Google Workspaceの利用だけを目的としている場合、余計な営業を受けることは避けたいところです。
私は余計な営業受けるのが嫌なタイプです・・・・・・笑
利用者情報は代理店が管理
代理店を通じてGoogle Workspaceを利用する場合、代理店がお客様の利用者情報を管理することが一般的です。
情報がどのように管理されているのか、情報が第三者に漏れる可能性があるのかなど、その透明性は必ずしも保証されません。
情報漏洩リスクは、ビジネス上の重要な秘密情報や個人情報など、企業にとっては非常に重要な問題です。
Google Workspaceを直接Google公式から契約する場合、利用規約で「お客様の個人情報は、アカウントの運営およびアカウントに関するご連絡のためのみに使用する」と明記しています。
どうなっているかなんて正直Googleにしかわかりませんが、情報の流出を少しでも避けたいのであれば代理店を含めずにGoogleと直接契約した方が賢明だと思います。
代理店によってサポートレベルは違う
Google Workspaceを代理店経由で契約する場合、代理店によってサポートレベルが異なります。
代理店によっては、問い合わせをしたにも関わらず返答が3日後であったり、返答がないといった事例もあるようです。
Google Cloud パートナーには「プレミア > パートナー > メンバー」というレベルがあり、これは代理店のサポート品質をある程度示しています。
最高位はプレミアです。
契約する前に、公式のHPでGoogleパートナーのレベルを確認することが大切です。
以下のリンクから確認することができます。
代理店と公式はどちらがおすすめ?
代理店経由の契約は複数人で運用する人向け
代理店経由でGoogle Workspaceを契約するのがいい方は次の通りです。
- すでにGoogle Workspaceを導入することが決定している
- 複数人で運用する
- 管理の一部を代理店に依頼したい
Google Workspaceの年間費用を安く抑えられるので、人数が多ければ多いほどこの恩恵は大きいでしょう。
また、初期設定やアカウント管理を代理店がやってくれたり適切なアドバイスを提供してくれます。
管理会社によってサポートレベルが異なるので、必ず公式サイトで確認するのを忘れないようにしてください。
公式での契約は『個人』『試用運転』する人向け
公式で契約する方が良いのは以下の人たちです。
- お試しでGoogle Workspaceを使ってみたい
- 個人でGoogle Workspaceを運用する
- 情報漏洩のリスクを減らしたい
お試しで使ってみたい方は公式契約がおすすめです。
「年契約」と「月契約」が選べます。
使ってみて必要ないと思うのであれば、Admin画面から解約すれば済むので、契約解除で手間を取られることがありません。
Google Workspaceの試用運転を考えているのであれば、最初の14日間は無料で使えます。
個人での利用を考えている方も公式契約がおすすめです。
私は副業としてGoogle Workspaceを使うために公式で契約しました。
副業は主業と並行して行うものですから、管理はなるべくシンプルに、そしてコンパクトにしたい。
公式で契約すれば、代理店を通さずに自分だけで管理できるので、誰かを通すという手間が省けます。
また、情報漏洩のリスクをなるべく小さくしたいのであれば、直接公式と契約することで、第三者を介さない安全な環境を保つことが可能と考えています。
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お試しでGoogle Workspaceの運用を考えている方、個人の副業で検討している方には
気になる方はこちらの記事をご覧ください↓
まとめ
Google Workspaceの代理店契約と公式契約についてまとめました。
代理店契約のメリットは割引・初期設定の代理・独自サポートが受けられるので、企業やグループとして契約する方におすすめです。
一方公式契約は、個人で副業やサービスを展開している方、情報漏洩のリスク管理をコントロールしたい方、試しで使ってみたい方におすすめです。
自分の環境に合わせて適切なプランを選択してください。
この記事がみなさんのご参考になれば幸いです。
以上ごすけでした。