ごすけです。
2026年6月、Google Apps Script(GAS)が、Google Workspaceの正式な「コアサービス」になった、というニュースがありました。
正直、このニュース単体だと「ふーん」で終わってしまう話です。
でも私は、GASの本当の価値は「生成AI時代にこそ発揮される」と思っています。
この記事では、そのあたりを具体的に解説していきます。
- 今回の「コアサービス化」で、実際のところ誰にとって何が変わったのか
- なぜ今、生成AI時代だからこそGASを使わない手はないと言えるのか
そもそも何が変わったのか
まず整理すると、今回の話は「GASのデータ保護や管理体制が、GmailやDriveと同じレベルに正式に格上げされました」というものです。
これまでGASは、コアサービスの外側に位置づけられていて、会社によっては「正式サポート対象外だから」という理由で使用を禁止している、なんてこともありました。
それが今回、Google Cloudの利用規約の対象になり、他のコアサービスと同じ企業向けのデータ保護・管理体制・技術サポートが受けられるようになった、という話です。
ただ、正直に言うとこれ、個人でGoogleアカウントを使っている人にはほぼ関係ない話です。
変わるのは主に、会社としてGoogle Workspaceを契約している組織の管理体制の部分。
「明日から急にGASが使いやすくなる!」みたいな体感できる変化ではありません。
じゃあこのニュース、誰にとって意味があるのか。
私は「今まで会社の方針でGASを止められていた人・使うのを我慢していた人」にとって、追い風になるニュースだと思っています。
今まで情シスが「正式サポート外だから禁止」と言っていた理由が、ひとつ崩れたわけですから。
私が本当に伝えたいのはここから
ただ、正直このニュース単体よりも、私が今一番伝えたいのは別の話です。
生成AI時代の今こそ、GASを使わない手はない、ということです。
理由はシンプルで、GASはもう「コードを自分で全部書く」ものじゃなくなってきているからです。
「こういう処理がしたい」と自然言語で伝えれば、生成AIがコードの叩き台を書いてくれる。
実際、GoogleもGASのエディタにGeminiを統合する方向を発表していますし、私自身も普段の開発でChatGPTやClaudeにGASコードを書いてもらうことが当たり前になっています。
「プログラミングは専門家がやるもの」という前提が、もう崩れてきているんですよね。
スプレッドシート+GAS+HTMLで、意外と本格的なものが作れる
これ、地味にすごいことだと思うんですが、スプレッドシートをデータベース代わりにして、GASでロジックを書いて、HTMLで画面を作れば、それだけで独自の業務アプリが作れてしまいます。
しかも、これをやるのに:
- サーバーを立てる必要がない
- 専用のアプリを開発する必要がない
- Google Workspaceを契約していれば、追加のお金がかからない
これ、結構でかい話だと思っています。
中小企業やスタートアップだと、「業務システムを作りたいけど、開発会社に頼むと高いし、かといって自分たちで一から作る技術力もない」という悩みを抱えているところがすごく多いんです。
GASなら、その間を埋められます。
私自身、前職の生産技術者時代から、この「スプレッドシート+GAS」の組み合わせで、現場の困りごとを解決するツールをいくつも作ってきました。
サーバー費用もかからず、Google Workspaceの契約さえあれば動かせる、というのは、実際に現場で試してきた身としても本当に強みだと感じています。
まとめ
もし今、Google Workspaceを契約しているなら、それだけで「独自のアプリが作れる環境」を、すでに持っていることになります。
「プログラミングなんてできないし」と思っている方も、今は生成AIに手伝ってもらえる時代です。
まずは簡単な自動化からでいいので、触ってみることをおすすめします。
スプレッドシートの転記作業を自動化する、といった小さな一歩からで十分です。
そして今回の「コアサービス化」のニュースは、そういう小さな一歩を踏み出しやすくする後押しになる話だと、私は捉えています。
会社の情シスの方がこのニュースを見て「じゃあ解禁してみようか」となれば、それだけ多くの人がGASに触れられる環境が広がるということです。
安全に、そして気軽にGASが使える環境が、もっと世の中に広まってくれたらいいなと思っています。
以上、ごすけでした。
参考
- Google Workspace Updates「Google Apps Script is now a Google Workspace core service with enterprise-grade data protection」(2026年6月23日) https://workspaceupdates.googleblog.com/2026/06/google-apps-script-workspace-core-service.html
- CodeZine「Google Apps ScriptがGoogle Workspaceのコアサービスに」 https://codezine.jp/news/detail/24657


